10.ES｜Bool Query

Elasticsearch

概要

Elasticsearch 2.0からANDクエリとORクエリが非推奨となり、代わりにBoolクエリが推奨となった。
Boolクエリは複数クエリの組合せ（AND・OR・NOTの結合）に使う。

  • 「must」…ANDとして使う。小クエリは総合スコアに影響を与える。
  • 「filter」…mustと同じくAND。ただし、スコアは無視される（総合スコアに影響を与えない）。
  • 「should」…ORとして使う。minimun_should_matchパラメータで最低マッチする条項の数が指定できる。
  • 「must_not」…NOTのこと。

※スコア：Elasticsearchではscoreが高い順に検索結果が並び変わる。 www.elastic.co

クエリサンプル

  • 「must」：usersインデックスから「name：デモユーザー」を含む、かつ「email：test」を含む対象すべてを取得。
GET users/_search
{
  "query": {
    "bool": {
      "must": [
        { "match": { "name": "デモユーザー" } },
        { "match": { "email": "test" } }
      ]
    }
  }
}
  • 「should」：usersインデックスから「name：デモユーザー」を含む、または「email：test」を含む対象すべてを取得。
GET users/_search
{
  "query": {
    "bool": {
      "should": [
        { "match": { "name": "デモユーザー" } },
        { "match": { "email": "test" } }
      ]
    }
  }
}
  • 「must_not」：usersインデックスから「name：デモユーザー」ないし「email：test」のどちらも含まない対象すべてを取得。
GET users/_search
{
  "query": {
    "bool": {
      "must_not": [
        { "match": { "name": "デモユーザー" } },
        { "match": { "email": "test" } }
      ]
    }
  }
}